北谷町
どこが難しいのかと思いますよね。普通に読んだら「きたたにちょう」とか「きたやちょう」だと思います。私はそう思いました。
でもこれ、「ちゃたんちょう」と読むんです。「谷」が「たん」はまだわからなくもないですが、「北」が「ちゃ」とは読めないですよね。
北谷町は沖縄で最も古い歌謡集「おもろそうし」では「きたたん」と記されていて、「ちゃたん」と読むようになったのはわりと最近のようです。
沖縄の方言では「き」を「ち」と発音するみたいでそれで「き」は「ち」へと変わり、「た」については、「い」という母音を「た」の前につけることで「ちゃ」となったそうです。それで「きたたん」が「ちちゃたん」になりさらに「ちゃたん」へと変わっていったそうです。
ではその北谷町はどんなところなんでしょうか。ざっくりご紹介しましょう!
沖縄本島の中部に位置する中頭郡の3町・3村のうちの1町で東シナ海に面したあたりに位置しています。
もともとは北谷間切だったのが、1908年4月1日に島嶼町村制施行して北谷村になり、さらに1980年4月1日に町制施行して北谷町となりました。
北谷町の面積の約5.4割がキャンプ瑞慶覧(キャンプ・フォスター)、キャンプ桑江(キャンプ・レスター)、嘉手納飛行場、陸軍貯油施設などの米軍関係施設に占められていて、それらの施設のほとんどが国道58号線沿いの便利の良い場所に集中しています。そのため、町民の利便性を損なったり地域開発や産業の発展などの障害となっています。
これだけ聞くとあまり良い印象を受けないかもしれませんがそんなことはありません。
北谷町にはわりと大きなショッピングセンターもあるし沖縄で唯一の観覧車もあるしで、地元の人はもちろん観光客からも人気のある町なんです。
また観覧車のある「アメリカンビレッジ」という施設はアメリカの西海岸をモチーフとしていて、ショッピングやグルメはもちろん、映画館にライブハウスまである誰もが楽しめる人気スポットとなっています。
アメリカンビレッジの近くには「サンセットビーチ」もあり北谷町の二大ビーチとも言われているビーチのひとつでもあります。もうひとつが「アラハビーチ」で白い砂浜が約800メートルも続くとてもきれいなビーチです。どちらも4月上旬~11月下旬まで泳ぐことができるしバーベキューを楽しむこともできます。
さらに、プロ野球の中日ドラゴンズが春季キャンプを行ったり、全国高校野球選手権沖縄県大会が行われたりしている北谷公園野球場もあります。
さあこれで「北谷町」が「ちゃたんちょう」と読むことがわかったし、どんな所かもざっくりとはわかったはずなので、自信を持って北谷町に観光に行けますよ!