宜野湾市
今回ご紹介する『宜野湾市』。皆さん、すぐに読めましたか?宜野湾市=“ぎのわんし”と読みます。私は「宜」を「ぎ」とは読めず、「宜という漢字は、宜しくのヨロでしょ・・・。野はノかな、ヤかな?」といたように考えていたので、全く正解にはたどり着かず調べて初めて正しい読み方を知りました。こちらの宜野湾市、沖縄語では“ジノーン”と呼ばれているようです。宜野湾市のホームページにも掲げられているように、この市のキャッチフレーズは『ねたての都市』。この「ねたて」という言葉は、「物事の中心」という意味を表しています。かつてこの都市は、琉球の政治・経済や文化の中心地で、諸外国との貿易や情報の発信地としても大役を担っていました。それ以降も、沖縄県内の中心的な都市として活躍しており、まさしく「共同体の中心」として成長しています。
宜野湾市の観光名所の一つ『嘉数高台公園』。「嘉数」は“かかず”と読みます。これも難しいですよね。この地域は沖縄戦の時の激戦地となっていて、その際に使用されていた鉄筋コンクリート製の防御陣地≪トーチカ≫が当時のまま園内に残されています。戦争について学ぼうと、このトーチカを見に来る方も多くいます。また園内には、地球儀をイメージした高台があります。この地球儀の形は、世界の平和を願って作られました。そんな高台からは宜野湾市の美しい景色を見渡せます。また、普天間基地にも近いため離発着する米軍機も見ることが出来ます。
また、この近くには『佐喜眞美術館』があります。「佐喜眞」という名前は館長の苗字なのですが、皆さんもう読み方は分かりますか?答えは「さきま」と読みます。本州ではあまり聞かない珍しい苗字ですよね。でも沖縄の方ではそう珍しくない苗字のようで、実は現在の宜野湾市の市長さんも「佐喜眞さん」なのです。この辺りには「佐喜眞さん」がたくさんいるのかもしれないですね。
最後に『普天満山神宮寺』をご紹介します。「ふてんまんざんじんぐうじ」と読みます。やはり、一筋縄では読めませんね。こちらでは、もっとてらを身近に感じてもらおうと毎年10月の週末に≪ふてんままつり≫が開催されます。この祭事では座禅会や火渡り体験行が出来る他、出店などもあるので子どもから大人まで楽しめるお祭りなのです。
では今回のまとめとして、漢字のおさらいをしてお別れしましょう。
『宜野湾市』『嘉数高台公園』『佐喜眞美術館』『普天満山神宮寺』
スラスラと読めましたか?せっかくなので、忘れずに覚えておいてくださいね~(^_^)/