沖縄の難しい地名と漢字

54年 前

大宜味村

沖縄の地名の読み方って本当に難しいですよね。
いつも無理やりに読んで、恥をかいてしまいます(←見栄を張らずに最初から確認すればいいのに(笑))。
今回の“大宜味村”。
皆さんは読めますか?
…答えは「おおぎみそん」と読みます。
この大宜味村は沖縄の北部に位置しており、人口は3,500人。
なんと、長寿が自慢の沖縄県の中で、≪長寿日本一≫と言われている村なのです。
現在の大宜味村の人口は約3500人ですが、その内80名は90歳以上の長寿者!
その長寿の秘訣は、澄んだ空気や水、また年間を通して屋外での活動がしやすい気候。
また、食生活では塩を控えてたんぱく質の多い豚肉などをよく食べことが関係しているのだと思います。

こちらの大宜味村では、シークヮーサー・マンゴー・シイタケの栽培が盛んで、イトバショウから取れた繊維で作られた布“芭蕉布(ばしょうふ)”は国の重要無形文化財としても認定されています。
この村では多くの高齢者が芭蕉の糸紡ぎに関わっています。
芭蕉布が出来るまでにはいくつもの工程があり、自分のできることに応じて芭蕉布の製作に携われるので、それを生きがいとして毎日を精力的に過ごされている高齢者も多いそうです。

また、この村には“ぶながや”という妖怪がいたということでも有名です。
妖怪とは言っても人に危害を与えるようなものではなく、平和と自然を愛し、人の前にはめったに現れないという不思議な生き物として、村の人々はぶながやに会えるのを心待ちにして過ごしていたそうです。
現在では、森の妖精「ぶながや」として、大宜味村のシンボルキャラクターになっています。

さて、少し話が逸れてしまいましたが、この村にも何て読むんだ~という地名がいくつかあります。

まずは初級編。
・屋古(やこ)
・田港(たみなと)

次に中級編。
・大保(たいほ)
・津波(つは)

最後に上級編。
少し解説を交えて、紹介していきます。

・謝名城(じゃなぐすく)
読めない~!城を「ぐすく」って読むなんて驚きです!
この「ぐすく」という言葉の起源には様々で、≪琉球の信仰の聖地説≫≪集落として発生し、周りを石で囲んだ説≫≪地域の有力者の城として作られた説≫などがあるようです。
1903年、県名により根路銘(ねろめ ※「いんじゃみ」という読み方もあります)・一名代(てんなす)・城が併せて“謝名城”という地名ができました。

・饒波(ぬうは)
「饒」こんな漢字書いたことな~い!
一つ前の謝名城の場合は、「謝る、名前の名、お城」といったように漢字を説明できますが、
今回の饒波は人に伝えるときにもどうやって説明すればいいか分からない(^_^;)
何かオススメの漢字の例があれば教えてください(笑)。

・後原(くしばる)
これも絶対読めない…。皆さんは読めるのでしょうか?

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