沖縄の難しい地名と漢字

54年 前

糸満市

今回は、沖縄本島の最南端に位置する糸満市(いとまんし)。
ニュースとかでも耳にすることがある町なので、「糸満市」を正確に読める方は多いかと思いますが
そうした情報がない状態で、糸満市を間違えずに読めたかと言えば自信はないです…。
この「糸満」の名前の由来にはいくつかあるようです。
それが正しいのか定かではないのですが、なんだか面白い由来なのでそのうちの2つを紹介させてください。

1. 琉球王国時代に8人のイギリス人が漂着。「eight man(エイトマン)」がなまったもの。
2. ナポレオンが糸満漁師を見つけて「East man(イーストマン)」と呼び、それがなまったもの。

どちらにしても、なんだかなぁ~って感じです(笑)。
この糸満市では、漁業はもちろんのこと、農作や畜産も盛んで商工業の中心地ともなっています。
また、琉球ガラスや漆器などの伝統工芸でも有名な町です。
那覇市とも近いため、沖縄旅行の際には糸満市を訪れる方も多いのでは?
では早速、地名の予習をしておきましょう!!

・摩文仁(まぶに)
一発で正確に読めるか否か。50%位の確立でしょうか…(笑)。
こちらには沖縄平和祈念公園があります。
“沖縄戦終焉の地”として、園内には沖縄戦の写真や遺品などが展示された資料館も設置されています。

・喜屋武(きやん)
もうこれは絶対に読めない(>_<)
方言では「チャン」とも呼んでいるそうです。
喜屋武の住民の方々は南西端の岬を「ちゃんさち(チャンヌサチ)」、灯台近くの岬を「ちゃんみさき(チャンミサチ)」と呼び分けて区別しています。…沖縄県民でない私は頭が混乱してきました(笑)。
道に迷って住民の方に岬の場所を聞きたいときは、正確に伝えて、しっかりと聞き取ること!
ちょっと聞き取れない部分があったけど、まぁこっちだろうという推測で動くと大変なことになります(^_^;)
また、この地区には≪具志川城≫というものもあります。
沖縄で「城」は「ぐすく」と読むので、この城は「ぐしかわぐすく」と読みます。
海岸断崖に位置していて景色が最高!オススメのスポットです♪

・大渡(おおど)
おおわたりではなく、「おおど」と読みます。
いきなりですが、ジョン万次郎という人物を知っていますか?
幕末に土佐で生まれ、渡米体験もあり、坂本龍馬たちに外国の魅力を教えた人です。
彼は日米和親条約に尽力した後、通訳や教師として活躍していました。
そんな彼が、帰国時に遭難してここに上陸したことから、≪ジョン万ビーチ≫と呼ばれている海岸があります。
ジョン万ビーチは、≪大渡海岸≫とも呼ばれています。
スキューバーダイビングなどもできるので人気のある海岸です。
そんなわけで、これは間違いなく、「おおど」と読みたいですね。要チェックですよ(^_^)

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