沖縄の難しい地名と漢字

本部町
55年 前

本部町

「本部町」はそれほど難しくもなくわりと簡単に読めると思います。「ほんぶちょう」とかだったらおもしろいのかもしれませんが「もとぶちょう」と読みます。沖縄県国頭郡に属していて、沖縄本島北部の本部半島西部に位置しています。有名な観光スポット「沖縄美ら海水族館」や沖縄本島と瀬底島を結ぶ「瀬底大橋」、「八重岳」があるのがこの本部町なんです。観光スポットがたくさんある町なので行ったことがある人も多いかもしれませんね。
さて、ではなぜ今回は読みがそれほど難しくもない本部町なのかといいますと、それは本部町の地名に読みずらいところがあるからです。難しい漢字を使っているわけでもないのに、なかなか読めないところをいくつか紹介していきますね。

まずは「大堂」です。ここも漢字は簡単ですよね。そのまま読めば「だいどう」とか「おおどう」とかでしょうか?けれど正解は「うふどう」です。「堂」はそのまま「どう」だけど、「大」を「うふ」と読むとはびっくりです。知らないとなかなか読めない地名ですね。山里地区から大堂地区にかけての一帯は国内唯一の円錐カルスト地形となっているんです。
次は「謝花」。これは「じゃはな」と読みます。「しゃか」とか「しゃばな」とか読んでしまいそうですが、まぁ読めなくもないですね。
まだありますよ。次は「谷茶」。前回の記事を読んでくれているならこれはわかるかもしれませんね。「たにちゃ」ではなく「たんちゃ」です。谷茶には谷茶公園というとても広い公園があって、アスレチックや多目的広場、休憩施設、トイレもあるので、子どもから大人まで幅広い年代の人が利用できると思います。
では「伊豆味」はわかりますか?正解は「いずみ」です。当て字のような気もしてしまいますが読めなくもないですね。この伊豆味には、「よへなあじさい園」や「自然石庭」、「みかんの里」、「沖縄薬草村 みどりの駅」といった観光スポットがたくさんあるんですよ。
最後に「健堅」。これは難しいというよりおもしろい地名だったので紹介してみました。そのまんま「けんけん」と読むんです。けんけんと言われれば思わず「うっしっしっし」と笑うあの犬が浮かんでしまいました。健堅にお住まいの皆さますみません(汗)。

本部町の地名も、難しい漢字を使っているわけでもないのになかなか読みずらい所が多いです。今回は由来にまでは触れていませんが、調べてみるとおもしろいことが分かるかもしれませんね。

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